- CBDは知っているけど、CBGって何?
- CBDとCBGって何が違うのだろうか
- CBDと違う効果があるなら、CBGも使ってみたい
あなたは今、こんなことを考えていませんか?
現在、国際的に大麻への認識が変わりつつあります。その中でも、大麻成分の1つであるCBDは、さまざまな健康メリットが期待されており、日本国内でも広がりを見せています。また、「レアカンナビノイド」と呼ばれるCBGやCBNにも注目が集まっています。
しかし、それぞれのカンナビノイドがどのように違うのか、しっかりと理解できている人は少ないはず。CBDをはじめとしたカンナビノイドはまだまだ研究が進められている段階。そのため、はっきりとしていない効果を謳った製品が販売されていることも事実です。
さまざまなサイトや論文を参考にした、CBDとCBGの違いは以下の3つです。
上記のように、CBDとCBGには、「希少性」や「期待される効果」に違いがあります。詳しくは、「CBDとCBG 3つの違い」で解説していきます。
この記事では、以下の4つの内容を知ることができます。
上記の4つの内容について、しっかりと理解することができます。
ぜひ、参考にしてみてください。
それでは、解説していきます。
*CBDとCBGは、まだまだ研究段階の成分です。そのため、今後の研究によって、現段階(2022年9月)での結論が覆される可能性があります。同時に、思わぬ効果が発見される可能性もあります。
CBDとCBG 3つの違い
CBDとCBGには、以下3つの違いがあります。
1つずつ解説していきます。
CBDとCBGの違い1つ目は、「期待される効果の違い」です。
CBDとCBGには、期待される効果に違いがあります。CBDとCBGに共通して期待される効果がある一方で、CBDには「抗不安作用」「抗けいれん作用」「制吐作用」が、CBGには「食欲増進作用」や「抗菌作用」が期待されています。
2022年9月時点で、CBDとCBGには、それぞれ以下の効果が期待されています。
CBDとCBGには、上記のような効果が期待されています。
また、CBGは以下の疾患に効果的であると、論文で発表されています。
CBGは、上記のような疾患に効果的であると論文で発表されています。繰り返しになりますが、CBGは研究段階であることから、明らかになっていないことが多いことも事実です。CBGの更なる研究が期待されます。
CBDとCBGの違い2つ目は、「体内での働きの違い」です。
CBDとCBGは、体内での働き方に違いがあります。具体的には、「カンナビノイド受容体」への作用の仕方に違いがあります。カンナビノイド受容体とは、体内で神経伝達の制御や、炎症反応や免疫応答の調節に関与する受容体と言われています。
CBDは、カンナビノイド受容体に直接作用することはなく、間接的に作用するといわれていますが、CBGは、カンナビノイド受容体に直接作用することが論文によって発表されています。
また、CBGは、α-2アドレナリン受容体を活性化することも論文によって発表されています。α-2アドレナリン受容体を活性化することで、交感神経抑制作用、鎮痛作用や鎮静作用を持つことが期待されています。
上記のように、体内での働き方に違いがあります。
CBDとCBGの違い3つ目は、「希少性の違い」です。
CBDとCBGには、希少性の違いがあります。大麻には、CBDやTHCなど、多くのカンナビノイドが含まれています。カンナビノイドの中でも、CBGは「レアカンナビノイド」と呼ばれるほど、希少なカンナビノイドです。大麻の品種によって、各カンナビノイドの含まれる割合は異なりますが、ほとんどの品種で、CBGの含まれる割合は1%以下です。
また、CBGは、大麻が成熟するにつれて、他のカンナビノイドに変換されてしまいます。そのため、CBGを抽出するためには、他のカンナビノイドに変換される前に収穫する必要があります。つまり、CBGを抽出するためだけに大麻を収穫する必要があるため、他のカンナビノイドに比べ、余分なコストがかかってしまいます。
「レアカンナビノイド」かつ、CBGが多く含まれているうちに収穫しなくてはいけないというコストがかかるため、CBD製品に比べ、値段、希少性ともに高くなっています。
上記3つが、CBDとCBGの違いです。
CBDとCBGには、違いだけでなく共通点もあります。次の章で、CBDとCBGの違いを解説していきます。
CBDとCBG3つの共通点
CBDとCBGには、以下の3つの共通点があります。
CBDとCBGの共通点1つ目は「日本国内で合法」という点です。
CBDとCBGは、大麻草の「成熟した茎と種子」から抽出されている製品に限り、合法です。なぜなら、日本国の大麻取締法には、大麻草の「成熟した茎と種子」は大麻ではないと明記されているからです。
反対に、たとえCBDとCBGであっても、成熟した茎と種子から抽出されていない場合は、「大麻」とみなされる可能性があります。
CBDとCBGの製品を購入する際は、日本の法律に沿った製品を選ぶことをおすすめします。
この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
引用:厚生労働省
CBDとCBGの共通点2つ目は、「THCのような陶酔作用はない」ことです。
CBDとCBGには、日本国内で違法成分のTHCのような陶酔作用がありません。陶酔作用とは、いわゆる「ハイ」の状態になることです。
CBDとCBGは大麻由来であることから、「ハイ」になってしまうのではないか。と心配な方も多いはず。しかし、CBDとCBGには陶酔作用がないため、「ハイ」になる心配をせずに利用できます。
CBDとCBGの共通点3つ目は、「大麻に含まれるカンナビノイド」という点です。
CBDとCBGは、どちらも大麻に含まれるカンナビノイドです。大麻に含まれる「植物性カンナビノイド」であることから、今後、違法になるようなリスクは低い。ということができます。なぜなら、植物性カンナビノイドで違法成分に指定されているのはTHCのみで、その他の植物性カンナビノイドが違法になった例はないからです。
実際に、カンナビノイドの1つである「合成カンナビノイド」では、THCに似た作用を持つことから、指定薬物に指定され、違法となったケースがあります。
CBDとCBGは、植物性カンナビノイドかつ、THCのような作用はないことから、違法になる可能性は低い。といえます。
上記3つが、CBDとCBGの共通点です。
ここまで、CBDとCBGの3つの違いと、3つの共通点を解説しました。しかし「結局、自分に合っているのはCBDとCBGのどっち?」と疑問に思う方も多いはず。次の章では、CBDとCBG、それぞれおすすめな人を解説していきます。
CBDとCBGそれぞれおすすめな人
この章では、CBDとCBGそれぞれおすすめな人を紹介していきます。
CBDとCBGは、期待されている効果に違いがあります。そのため、自身が求める効果に合った方を選ぶことをおすすめします。
では解説していきます。
CBDがおすすめな人
CBDがおすすめな人は、以下に当てはまる人です。
CBDがおすすめな人は、「CBD初心者の人」です。
CBD初心者の人は、CBGを試す前に、CBD製品を一通り試してみることをおすすめします。なぜなら、CBD製品が最もスタンダードな製品だからです。スタンダードなCBD製品を試し、「CBDとはどういうものか」という土台を作った上で、CBGやCBNといった他のカンナビノイドを試すことをおすすめします。
また、「リラックス効果」を求める人にも、CBDがおすすめです。
CBDには、「抗不安作用」があり、不安を和らげることで、リラックス効果があるといわれています。ストレスフルな生活を送っており、リラックスできるタイミングが欲しい。という方にはCBDがおすすめです。
以上2つにに当てはまる方は、CBDがおすすめです。
次に、CBGがおすすめな人を解説していきます。
CBGがおすすめな人
CBGがおすすめな人は、以下に当てはまる人です。
CBGがおすすめな人は、「集中して作業を行いたい人」です。
CBGには、論文などのデータはないものの、「集中力の向上」に効果的だったとの声が多く寄せられています。実際に、海外のCBG製品には「集中力」に焦点を当てた製品も販売されているほどです。
大麻の品種を紹介するサイトでは、CBGを多く含んだ品種のレビューに、「集中に効果的」との声が集まっています。
ちょっと集中力がない、頭がぼーっとする。そんな時にぴったりです。
引用:Leafly(レビューを当サイトにて翻訳)
朝の痛みから解放され、一日中、冷静さと集中力を保ちながら、痛みを抑えることができます。とてもおすすめです。
引用:Leafly(レビューを当サイトにて翻訳)
Twitter上でも、CBGが集中力回復に効果的とのツイートがあります。
CBGは一撃でシャッキリするから仕事中の集中力回復に重宝するようになった。しかもわりと長く続くし雰囲気的にはカフェインに近いかも♪
夕方以降のカフェインは寝れなくなるからコーヒーで集中力を保っている人におすすめです!CBGで朝の生産性をおかわりしよう💪
引用:Twitter
上記のレビューから、CBGが集中に効果的であることがわかります。「日中、作業をしていると眠くなってしまう」という方にも、CBGがおすすめです。
また、「食欲を増進させたい人」にもCBGがおすすめです。
CBGには、食欲を増進させる効果があると、論文にて発表されています。論文の内容は、ラットにCBGを摂取させたところ、総摂食量が2倍になり、摂食回数も増加したという内容です。
人間ではなく、ラットを用いての実験であるため、そのまま人間に応用できるとは限りません。しかし、「ストレスで、うまく食事が摂れない」など、食事に悩みを持つ方にとって、解決策となる可能性があります。
以上2つに当てはまる方は、CBGを試してみることをおすすめします。
以上が、CBDとCBG、それぞれおすすめな人です。
ここまで、CBDとCBGにはそれぞれ期待される効果が異なること、それぞれおすすめな人を解説しましたが、実は、最も効率よく効果を実感する方法は「CBDとCBGを一緒に摂取」することです。なぜ、一緒に摂取すると効果的なのか、次の章で解説していきます。
CBDとCBGは一緒に摂取するのがおすすめ
CBDとCBGを、目的別に、それぞれ個別で摂取することもおすすめですが、CBDとCBGを一緒に摂取することで、さらに効果を実感しやすくなります。
なぜなら、一緒に摂取することで、「アントラージュ効果」が期待されるからです。
「アントラージュ効果」とは、CBDやCBGを単独で摂取するのではなく、一緒に摂取することで互いの効果を高め合うことができる。というものです。
実際に、CBDを単体で摂取するより、他のカンナビノイド(CBG,CBNなど)やテルペン(香り成分)と一緒に摂取した方が、治療効果が高いことがわかっています。
大麻の治癒力は、おそらくテルペン/テルペノイドと植物性カンナビノイドに存在し、そのうちの特定の化合物、その量、および互いの比率が、特定の病気の治療において最も重要な役割を果たす。
引用:NIH(米国国立衛生研究所)(本文を当サイトにて翻訳)
そのため、CBDやCBGの製品を選ぶ時は、カンナビノイドやテルペンを豊富に含む「ブロードスペクトラム」製品を選ぶことがおすすめです。
CBD・CBGそれぞれの効果を区別して使いたい方は、CBD単体・CBG単体の製品がおすすめですが、「しっかりと効果を実感したい」と考えている方は、「ブロードスペクトラム」製品を選ぶことをおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最後に、記事のまとめを解説していきます。
CBDとCBGには以下の3つの違いがあることを解説しました。
CBDとCBGには、違いだけでなく、共通点もあることを解説しました。
CBDとCBGそれぞれおすすめな人を解説しました。
最後に、CBDとCBGを単体で摂取することもおすすめですが、より効果を実感したい人は、CBDとCBGを一緒に摂取するのがおすすめであると解説しました。
以上が記事のまとめです。
この記事が少しでも参考になったら幸いです。
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