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HHCとは水素化された「THC」|違法な理由や5つの効果を解説

  • HHCって何?
  • HHCってどんな効果があるの?
  • HHCの所持で逮捕されたニュースがあるけど、違法なの?

あなたは今、こんなことを考えていませんか?

日本国内では、大麻取締法による検挙数が過去最多を更新するなど、大麻関連での検挙者数が急増中。最近では「HHC」の所持による逮捕者もみられ、大麻関連での検挙数は右肩上りで増加しています。

近年、大麻に関連して検挙された人数が急増しています。大麻による検挙者数は、30歳未満の若年層を中心に平成26年(2014年)以降増加が続き、令和3年も5,482人と前年を上回り、過去最多となりました。

引用:政府広報オンライン

「HHC」と聞いて、THCやCBDは知っているけれど、「HHCって何?」と考える方も多いはず。

結論からいうと、「HHC」とは、日本国内で違法成分であるTHCを「水素化」させた成分です。また、2022年3月より、HHCは指定薬物に指定されているため、「違法」な成分です。

しかし、指定薬物に指定される前は「合法大麻」とも呼ばれ、日本国内で合法に大麻を楽しみたいと考えている人に人気の成分でした。

この記事では、以下4つの内容を理解できます。

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この記事の内容
  1. HHCとは「水素化されたTHC」のこと
  2. HHCは日本国内で「違法」
  3. HHCに期待される5つの効果
  4. HHCを試してみたい人は合法成分の「CBN」がおすすめ


上記4つの内容について、理解を深めることができます。ぜひご覧ください。

では解説していきます。

目次

HHCとは「水素化されたTHC」のこと

結論からいうと、HHCとは「水素化されたTHC」のことです。つまり、日本国内で違法成分である「THC」に水素原子を付け加えた成分がHHCです。

HHCは、大麻草に含まれているカンナビノイドですが、含まれる量が微量なため、製品化するには化学的合成が必要な「半合成カンナビノイド」と呼ばれています。

ヘキサヒドロカンナビノール(HHC)は、カンナビノイドの一種で、大麻に自然に存在する化合物です。

引用:WebMD

HHCの特徴は、THCよりも安定した化合物であることです。THCよりも、熱や光に強いため、THCよりも長持ちすると言われています。

また、THCに似た効果を持つと言われており、大麻が違法な国や州を中心に、人気を集めています。日本国内でも、THCに似た効果を持つことから「合法大麻」とも呼ばれ、日本国内にいながら、合法に大麻の効果を味わえるとして人気を集めていました。

しかし、2022年3月17日より、日本国内では指定薬物に指定され、現在では「違法」な成分です。次の章では、HHCが違法になった経緯や、指定薬物に指定される前のHHCの盛り上がりについて解説していきます。

HHCは日本国内で「違法」

結論からいうと、HHCは日本国内で「違法」です。なぜなら、厚生労働省によって「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」の「指定薬物」に指定されたからです。

HHCが「指定薬物」に指定された理由は、厚生労働省の定める、「指定薬物」の定義に当てはまったからです。

「指定薬物」とは、「中枢神経系の興奮若しくは抑制又は幻覚の作用(当該作用の維持又は強化の作用を含む。)を有する蓋然性が高く、かつ、人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれがある物」のことです。つまり、HHCの「ハイ」になる効果が「指定薬物」の定義に当てはまったため、「指定薬物」に指定された。ということです。

HHCが「指定薬物」として違法になったのは2022年3月17日と、比較的最近の出来事です。HHCが指定薬物として違法になる前は、日本国内で違法成分のTHCに似た効果を味わえることから、「合法大麻」として一部の人に人気の成分でした。

指定薬物に指定される、2022年3月17日以前には、以下のようなツイートがみられました。

HHC

今ハイになってる(:3」z)

引用:Twitter

hhcクソハイになるわ。
これが合法って考えただけでニヤニヤしてきちゃった。
外で堂々と吸える時代だぜ。

引用:Twitter

上記のツイートは、どちらもHHCが指定薬物に指定される2022年3月17日以前のツイートです。上記2つのツイート内の、「ハイになる」や「合法って考えただけでニヤニヤ」という言葉からも分かるように、HHCは、THCのような「ハイ」を「合法」で味わえるとして、人気の高い成分でした。

しかし、2022年3月7日に、厚生労働省の省令により「指定薬物」に指定され、3月17日よりHHCの販売や所持・使用など全てが禁止されました。

ここまで、HHCは「指定薬物」に指定されており「違法」であることと、「違法」になる前は「合法大麻」として人気があったことを解説しました。

HHCに人気があった理由は、合法に、THCに似た効果を得ることができるからです。次の章では、HHCのもたらす5つの効果について解説していきます。

HHCに期待される5つの効果

結論からいうと、HHCの効果はTHCとほとんど同じで、THCの70〜80%程度の効き目であるといわれています。なぜなら、HHCはTHCと似た構造をもち、体内で同じような働きをすると言われているからです。

THCがもたらす効果について、アメリカ国立衛生研究所のホームページには、以下のような記述があります。

多くの人が心地よい多幸感やリラックス感を経験します。その他の一般的な効果として、人によって大きく異なるが、感覚の高まり(例:色が鮮やかに見える)、笑い、時間の知覚の変化、食欲増進などがある。

引用:NIH(アメリカ国立衛生研究所)(本文を当サイトにて翻訳)

上記の記述を参考にまとめると、HHCには以下5つの効果があるといえます。

HHCがもたらす5つの効果
  1. 多幸感
  2. 時間感覚の変化
  3. 感覚・知覚の変化
  4. 食欲の増進
  5. 医療目的での効果

上記5つの効果があると考えられています。

HHCを摂取することで、THCを摂取した時のような、多幸感、いわゆる「ハイ」を味わうことができると言われています。また、時間感覚の変化や、音楽がよく聞こえる・景色が綺麗に見えるといった「感覚・知覚」の変化があると考えられます。

「マンチー」とよばれる、「大麻を吸った時に、食べ物が美味しく感じられ、食欲が増える効果」も。そのため、食欲を改善する目的でも、HHCは利用されていたと考えられています。

また、HHCは「ハイ」になるといった「嗜好目的」だけでなく、痛みの緩和など、「医療目的」でも効果をもたらすと考えられています。HHCに期待される医療効果は以下の5つです。

HHCに期待される医療効果
  1. ストレス・うつの軽減
  2. 痛みの緩和
  3. 神経保護作用
  4. 抗炎症作用
  5. 制吐作用

上記5つの、医療目的での効果があると考えられています。

以上が、HHCがもたらす5つの効果です。しかし、HHCのもたらす効果には個人差があります。全ての人が同じように効果を感じるわけではありません。人によっては、不安感が増大するなどの副作用が発生する場合があります。

ここまでの解説で、「HHCの効果を味わってみたい」と感じる方もいるはず。しかし、日本国内で、HHCは「違法」なため、HHCを使用することはできません。

そこで、おすすめの成分が「CBN」です。CBNは、THCが、光や熱で分解された成分でありながら、日本国内で「合法」です。次の章で解説していきます。

HHCを試したい人は合法成分の「CBN」がおすすめ

「HHCを試してみたい」と考えている人は「CBN」がおすすめです。CBNは大麻に含まれるカンナビノイドの1つ。THCが熱や光によって分解された成分です。多くのCBD専門店で販売されており、比較的安全性の高い成分です。CBNがおすすめな理由は以下の2つです。

CBNがおすすめな理由2つ
  1. THCが分解された成分で、マイルドな精神作用があるから
  2. 日本国内で「合法」で、違法になる可能性が低いから

CBNがおすすめな理由1つ目は、「THCが分解された成分で、マイルドな精神作用があるから」です。

CBNは、THCが熱・光・酸素の働きによって分解された成分です。CBNには、THCよりも効果は弱いものの(4分の1程度)、マイルドな精神作用があると言われています。

また、THCと同じ受容体(CB1受容体)に作用することからも、マイルドな精神作用をもたらすと言われています。

実際に、海外の記事では、CBNがマイルドな精神作用を持つという意見があります。

CBNは、THCが弱くなったバージョンとして知られており、(中略)THCの25%程の効果を持ち、マイルドな化学物質です。CBDとは異なり、全く精神作用がないわけではありません。摂取量を増やすと、マイルドな精神作用をもたらします。

引用:WebMD(本文を当サイトにて翻訳)

筆者の体験では、CBNを摂取することで「1つのことに集中できる感覚」がありました。そのため、集中して物事に取り組みたいタイミングで使用しています。また、人によっては「ボーッとした感覚」になったと感じる人もいます。

上記のように、CBNにはマイルドな精神作用が期待されているため、HHCを試してみたい方にはおすすめな成分です。

CBNがおすすめな理由2つ目は、「日本国内で『合法』で、違法になる可能性が低いから」です。

正直にいうと、2022年10月時点では、THC-OやHHC-Oといった、CBNよりもHHCに似た合法成分があります。しかし、THC-OやHHC-Oは今後、違法になる可能性が高いと考えられるため、おすすめできません。

THC-OがHHC-Oが違法になる可能性が高い理由は、「THCに似た効果」を持ち「THCよりも強力」と考えられているからです。それに対しCBNは、THCを摂取した時のような「ハイ」にならず、THCの25%程の作用であると考えられているため「違法になる可能性は低い」と考えられます。

以下の表は、THCの精神作用を「1」とした場合の、それぞれのカンナビノイドの精神作用の強さを表したものです。

精神作用の強さ比較

THCと比較した効果の強力さ
THC1倍
THC-O2~3倍
HHC-O1.2倍~2.4倍
THC-H10~15倍
CBN0.25倍

上記のように、THC-OをはじめとしたカンナビノイドがTHCよりも強力な精神作用を持つのに対し、CBNはTHCの25%程の作用であると考えられています。

そのため、CBNも違法になる可能性は0ではありませんが、THC-Oなど、THCよりも強力な効果を持つカンナビノイドに比べ、違法になる可能性はかなり低いことが予想されます。実際に、多くのCBD専門店でCBNの含まれた製品が取り扱われていることからも、CBNの安全性が高いことがわかります。

上記のように、CBNはTHCを摂取した時のような「ハイ」にはならず、THCの25%程の作用であると考えられているため「違法になる可能性は低い」と考えられます。そのため「違法になる可能性の高い成分は避けたい」という方にはCBNがおすすめです。

上記2つが、HHCを試してみたい人に「CBN」がおすすめな理由です。

CBNがおすすめな理由2つ
  1. THCが分解された成分で、マイルドな精神作用があるから
  2. 日本国内で「合法」で、違法になる可能性が低いから


まとめ

いかがだったでしょうか。

最後に、記事のまとめを解説していきます。

HHCとは「水素化されたTHC」つまり、日本国内で違法成分である「THC」に水素原子を付け加えた成分であることを解説しました。

現在、HHCは日本国内で指定薬物に指定されているため、「違法」であることも解説しました。

HHCには以下5つの効果をもたらすと考えられていることを解説しました。

HHCがもたらす5つの効果
  1. 多幸感
  2. 時間感覚の変化
  3. 感覚・知覚の変化
  4. 食欲の増進
  5. 医療目的での効果

また、HHCには以下5つの医療目的での効果も期待されていることを解説しました。

HHCに期待される医療効果
  1. ストレス・うつの軽減
  2. 痛みの緩和
  3. 神経保護作用
  4. 抗炎症作用
  5. 制吐作用

最後に、HHCを試してみたい方におすすめの成分は「CBN」と解説しました。CBNがおすすめな理由は以下の2つでした。

CBNがおすすめな理由2つ
  1. THCが分解された成分で、マイルドな精神作用があるから
  2. 日本国内で「合法」で、違法になる可能性が低いから

以上が、記事のまとめです。

この記事が、少しでも参考になったら、幸いです。

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