- HHCって違法なの?
- HHCを使用したら捕まる?
- HHCが違法になった理由は?
あなたは今、こんなことを考えていませんか?
日本国内で違法成分のTHCを水素化(化合物に対して水素原子を付け加えること)した成分のHHC。大麻に含まれる成分の1つであるTHCに似た構造を持つことから、THCに似た効果を持ち、「ハイ」になる作用があると考えられています。
結論からいうと、日本国内でHHCは「違法」です。なぜなら「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」の定める指定薬物に指定されているからです。
この記事を読むことで、以下5つの内容を理解できます。
上記5つの内容をしっかりと理解できます。
ぜひ、参考にしてみてください。
それでは、解説していきます。
日本国内でHHCは「違法」|法律に照らし合わせて解説
結論からいうと、日本国内でHHCは「違法」です。なぜなら、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」の定める指定薬物に指定されているからです。そのため、HHCを所持・使用することは違法行為にあたり、罰則を課せられることになります。
HHCを所持・使用したことに対する罰則は、「3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金又は懲役と罰金の併科(両方)」です。
次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
引用:e-GOV 法令検索
HHCが指定薬物に指定され、「違法」となったのは、2022年3月17日と比較的最近の出来事です。しかし、HHCを所持したとして、すでに逮捕された例もあります。
5月下旬、大麻の成分を合成した「HHC」と呼ばれる指定薬物を所持していたとして浜松市に住む19歳の少年が逮捕されました。
引用:NHK NEWS WEB
上記のように、日本国内でHHCは「指定薬物」に指定されており、違法です。ここまでの解説で、「HHCは、どんな理由で違法になったの?」と疑問に思う方もいるはず。次の章では、HHCが違法になった理由を解説していきます。
HHCが違法になった理由を解説
HHCが違法になった理由は、HHCの「ハイ」になる作用が、指定薬物の定義にあてはまると判断されたからです。
指定薬物の定義は「中枢神経系への作用を有する蓋然性が高く、人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれのある物」と定められています。HHCは「指定薬物」の定義に当てはまったと判断されたため、指定薬物に指定されました。
新しく指定薬物に指定される場合、厚生労働省によって不定期で開催される「指定薬物部会」で指定薬物に指定するべきかの議論が行われます。以下は、HHCが指定薬物に指定された時の「指定薬物部会」の議事録です。
HHC及びΔ9-THCPに関して、中枢神経系に作用する物質であり、法律第2条第15項に規定する「中枢神経系の興奮若しくは抑制又は幻覚の作用を有する蓋然性が高い」と考えられています。
引用:厚生労働省
上記のように、HHCは、「中枢神経系に作用する=『ハイ』になる物質である」と判断されたため、指定薬物に指定され、「違法」となりました。
また、HHCは異例のスピードで、指定薬物に指定されたと言われています。異例の速さで指定薬物に指定された背景には、「HHCが人気で、多くの人に広まる恐れがあったからではないか」という背景があるのではないかと考えられています。
実際に、HHCが規制される前日には、HHCを手に入れるために、HHCを販売するショップの前には長蛇の列が作られました。長蛇の列が作られるほどHHCに人気があった理由は、HHCを吸うことで、合法的に「ハイ」になれたからです。次の章では、HHCの具体的な効果について解説していきます。
HHCが人気だった理由は、合法的に「ハイ」になれたから
結論からいうと、日本国内でHHCが人気だった理由は、合法的に「ハイ」になれたからです。つまり、日本にいながらも、大麻を吸った時のような体感を得ることができたからです。
実際に、HHCが指定薬物に指定される前には、以下のようなツイートが見られました。
hhcクソハイになるわ。
引用:Twitter
これが合法って考えただけでニヤニヤしてきちゃった。
外で堂々と吸える時代だぜ。
上記のツイートは、HHCが指定薬物に指定される前のツイートです。「ハイになる」や「これが合法」という言葉からも、HHCを吸うことで、合法的に「ハイ」になれる=合法的に大麻を吸える。といえる成分であったことがわかります。
具体的に、HHCがもたらす効果は、以下の5つです。
HHCを摂取することで、大麻に含まれ、「ハイ」になる作用を持つTHCを摂取した時のような、多幸感、いわゆる「ハイ」を味わうことができると言われています。また、時間感覚の変化や、音楽がよく聞こえる・景色が綺麗に見えるといった「感覚・知覚」の変化があると考えられます。
「マンチー」とよばれる、「大麻を吸った時に、食べ物が美味しく感じられ、食欲が増える効果」も。そのため、食欲を改善する目的でも、HHCは活用されていたと考えられています。
また、HHCは「ハイ」になるといった「嗜好目的」だけでなく、痛みの緩和など、「医療目的」でも効果をもたらすと考えられています。HHCに期待される医療効果は以下の5つです。
上記5つの、医療目的での効果があると考えられています。
上記のように、HHCが人気だった理由は、合法的に「ハイ」になれる=合法的に大麻を吸った時の感覚を味わえたからです。また、「ハイ」になる作用以外にも、ストレスの軽減や抗炎症作用など、「医療目的」での効果もあったと考えられています。
しかし、現在、HHCは指定薬物に指定され、日本国内では「違法」です。HHCを利用していた方や、ここまでの解説でHHCに興味を持った方の中には、「HHCに似た合法成分はないの?」と考える人もいるはず。次の章では、HHCの代わりになる合法成分を紹介していきます。
HHCの代わりになる合法成分を紹介
2022年10月時点で、日本国内で合法かつ、HHCの代わりになる成分は以下の7つです。
上記の7つが、HHCの代わりとして期待される成分です。
ただし、上記の成分の多くは、HHCよりも強力で、場合によってはめまいや吐き気、不安感など、身体に不快な副作用が出る可能性があります。また、安全性について疑問が残る成分もあるため、当サイトとしては、使用はおすすめしません。使用する際は、ご自身の責任で利用をお願いします。
また、上記7つの成分には、HHCと同じように「ハイ」になる作用を持つ成分もあります。2022年11月時点では「合法」成分ですが、今後、HHCと同じように「指定薬物」に指定される可能性もあります。上記の成分を利用する際は、新たに「指定薬物」に指定されていないことを確認の上、使用してください。
上記成分の中で、当サイトがおすすめできる成分は「CBN」です。次の章では、CBNがおすすめな理由について解説していきますので、参考にしてみてください。
以下の表は、各成分が「THCと比べ、どれくらい強力か」と「ハイになるのか」を表した表です。ただし、各成分に関する研究はあまり進められていません。そのため、海外のサイトを中心に集めた情報を元に作成しています。研究が進められることで、以下の内容と異なる結果が出る場合があります。
THCとの比較 | ハイになる? | |
CBN | 0.1~0.25倍 | △ |
H4CBD | 0.25倍 | △ |
THC-H | 10~15倍 | ◯ |
THC-B | 不明(THCより強力) | ◯ |
HHC-P | 30倍 | ◯ |
THC-O | 2~3倍 | ◯ |
HHC-O | 1.2~2.4倍 | ◯ |
上記のように、成分によって、強力さが異なります。そのため、「ハイ」になる成分もあれば、「ハイ」にはならず、マイルドな体感の成分もあります。
先ほども解説した通り、当サイトのおすすめは「CBN」です。次の章では、CBNがおすすめな理由を解説していきます。
おすすめはマイルドな効果の「CBN」
「HHCの代わりになる成分を試してみたい」と考えている人は「CBN」がおすすめです。CBNは大麻に含まれるカンナビノイドの1つ。THCが熱や光によって分解された成分です。多くのCBD専門店で販売されており、比較的安全性の高い成分です。CBNがおすすめな理由は以下の2つです。
CBNがおすすめな理由1つ目は、「THCが分解された成分で、マイルドな精神作用があるから」です。
CBNは、THCが熱・光・酸素の働きによって分解された成分です。CBNには、THCよりも効果は弱いものの(4分の1程度)、マイルドな精神作用があると言われています。
また、THCと同じ受容体(CB1受容体)に作用することからも、マイルドな精神作用をもたらすと言われています。
実際に、海外の記事では、CBNがマイルドな精神作用を持つという意見があります。
CBNは、THCが弱くなったバージョンとして知られており、(中略)THCの25%程の効果を持ち、マイルドな化学物質です。CBDとは異なり、全く精神作用がないわけではありません。摂取量を増やすと、マイルドな精神作用をもたらします。
引用:WebMD(本文を当サイトにて翻訳)
筆者の体験では、CBNを摂取することで「1つのことに集中できる感覚」がありました。そのため、集中して物事に取り組みたいタイミングで使用しています。また、人によっては「ボーッとした感覚」になったと感じる人もいます。
上記のように、CBNにはマイルドな精神作用が期待されているため、HHCを試してみたい方にはおすすめな成分です。
CBNがおすすめな理由2つ目は、「日本国内で『合法』で、違法になる可能性が低いから」です。
正直にいうと、2022年10月時点では、先程の章で解説したTHC-OやHHC-Oといった「ハイ」に慣れる成分があり、CBNよりもHHCに「より近い」成分と言えます。しかし、THC-OやHHC-Oは今後、違法になる可能性が高いと考えられるため、おすすめできません。
THC-OがHHC-Oが違法になる可能性が高い理由は、「THCに似た効果」を持ち「THCよりも強力」と考えられているからです。それに対しCBNは、THCを摂取した時のような「ハイ」にならず、THCの25%程の作用であると考えられているため「違法になる可能性は低い」と考えられます。
以下の表は、THCの精神作用を「1」とした場合の、それぞれのカンナビノイドの精神作用の強さを表したものです。
精神作用の強さ比較
THCと比較した効果の強力さ | |
THC | 1倍 |
THC-O | 2~3倍 |
HHC-O | 1.2倍~2.4倍 |
THC-H | 10~15倍 |
CBN | 0.25倍 |
上記のように、THC-OをはじめとしたカンナビノイドがTHCよりも強力な精神作用を持つのに対し、CBNはTHCの25%程の作用であると考えられています。
そのため、CBNも違法になる可能性は0ではありませんが、THC-Oなど、THCよりも強力な効果を持つカンナビノイドに比べ、違法になる可能性は「かなり低い」ことが予想されます。実際に、多くのCBD専門店でCBNの含まれた製品が取り扱われていることからも、CBNの安全性が高いことがわかります。
上記のように、CBNはTHCを摂取した時のような「ハイ」にはならず、THCの25%程の作用であると考えられているため「違法になる可能性は低い」と考えられます。そのため「HHCに似た成分を試してみたいけれど、違法になる可能性の高い成分は避けたい」という方にはCBNがおすすめです。
上記2つが、HHCを試してみたい人に「CBN」がおすすめな理由です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最後に、記事のまとめを解説していきます。
日本国内で「HHC」は指定薬物に指定されており「違法」で、違反すると罰則を課せられることを解説しました。
「HHC」が違法になった理由は、HHCの「ハイ」になる作用が、指定薬物の定義に当てはまるから。と解説しました。
指定薬物の定義は「中枢神経系への作用を有する蓋然性が高く、人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれのある物」で、厚生労働省のよって開催される「指定薬物部会」によって、新たな指定薬物が指定されることを解説しました。
HHCが人気だった理由は「合法的に『ハイ』になれるから」ということを解説しました。具体的に、HHCがもたらす効果は以下の5つです。
HHCが指定薬物に指定されている今、HHCの代わりとして期待されている成分は以下の7つと解説しました。
上記7つの成分の中で、当サイトのおすすめは「CBN」と解説しました。CBNがおすすめな理由は以下の2つです。
以上が、記事のまとめです。
この記事が少しでも参考になったら、幸いです。
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