- THCVって何?
- THCVって合法なの?
- THCVにはどんな効果があるの?
あなたは今、こんなことを考えていませんか?
日本国内では、CBD製品の注目が高まってきています。CBDを愛用している人の中には、CBDだけでなく、CBNやCBGといった希少価値の高い「レアカンナビノイド」に注目している人も。
CBNやCBGといったレアカンナビノイドに注目が集まっている中で、「THCV」という成分にも注目が集まっています。「THCV」と聞いて、「名前にTHCとあるし、違法じゃないの?」と疑問に思ったり、「THCのようにハイになる効果があるの?」と考える人もいるはず。
THCVは、大麻に含まれるカンナビノイドの1つです。日本国内では合法で、THCV製品も販売されています。
この記事を読むことで、以下5つの内容を理解できます。
上記5つの内容についてしっかりと理解できます。ぜひ参考にしてみてください。
では解説していきます。
THCVとは|大麻に含まれる「合法」成分
THCV(テトラヒドロカンナビバリン)は大麻に含まれるカンナビノイドの1つです。カンナビノイドの中でも大麻に含まれる割合が少なく、希少なことから「レアカンナビノイド」として知られています。THCVは、さまざまな種類がある大麻の中で、アフリカ原産の大麻に多く含まれていると言われています。
また、2022年12月時点でTHCVは合法です。なぜなら、日本国内にTHCVを規制する法律はないからです。そのため、THCVを所持・使用しても罪に問われることはありません。
CBDやCBNと同じように、THCVにはさまざまな効果が期待されています。特に、食欲を減少させる効果が期待されていることから、「ダイエットウィード(ダイエット大麻)」との別名がつくほど。THCVに期待されている効果は、「THCVに期待される5つの効果」の章で詳しく解説していきます。
上記のように、THCVは大麻に含まれるカンナビノイドの1つで、日本国内で合法な成分です。また、CBDやCBNと同じように、さまざまな効果が期待されています。
THCVと聞いて、名前にTHCが含まれることから「THCに似た成分なの?」と疑問に思う人もいるはず。次の章で、THCVとTHCの違いを解説していきます。
THCVとTHC、3つの違い
THCVとTHCの違いは以下の3つです。
THCVとTHCの違い1つ目は「THCVは合法、THCは違法」という点です。
THCVは、日本国内で「合法」な成分です。なぜなら、THCVを規制する法律はないからです。そのため、THCVを所持・使用しても罪に問われることはありません。
実際に、ブロードスペクトラム(大麻に含まれる成分からTHCを除去した製品)CBDオイルの中にはTHCVが含まれていたり、THCVを主成分とした製品も販売されています。
一方、THCは日本国内で「違法」な成分です。日本国内でTHCを所持していた場合、大麻取締法上の「大麻」に該当し、罰則を受ける可能性があります。
上記のように、日本国内でTHCVは「合法」、THCは「違法」という違いがあります。
THCVとTHCの違い2つ目は「希少性の違い」です。
大麻の品種によって、含まれるカンナビノイドの割合に違いはありますが、THCVは大麻に含まれる割合が低く、希少性の高いカンナビノイドです。希少性の高さから、「レアカンナビノイド」とも呼ばれています。
一方、THCは大麻の主成分の1つであり、大麻草に多く含まれる成分です。
具体的に、大麻草に含まれるTHCの割合は20%ほどであるのに対し、THCVの含まれる割合は1%にも満たないと考えられています。
上記のように、THCVとTHCには、希少性の違いがあります。
THCVとTHCの違い3つ目は「期待される効果の違い」です。
THCVとTHCは、名前が似ていることから、「似たような効果があるの?」と考えている方もいるはず。
結論、THCとTHCVは名前こそ似ているものの、期待される効果は異なります。例えば、THCが「食欲増進作用」があるのに対し、THCVは「食欲を抑える効果」が期待されています。また、THCと異なり、「ハイ」になる作用は弱いと考えられています。
THCVの詳しい効果は、「THCVに期待される5つの効果」で解説していきます。
上記3つが、THCとTHCVの違いです。
次の章では、THCVを摂取することで「ハイ」になるのか、解説していきます。
THCVは「ハイ」になる?
THCVは、名前に「THC」が含まれることから「ハイ」になるの?と疑問に思う方もいるはず。
結論からいうと、「ハイ」になるかどうかは、THCVの摂取量によって異なります。少量の摂取では「ハイ」にならず、摂取量を増やすことで「ハイ」になると考えられています。
実際に、NASDAQ(アメリカの株式市場)に上場している会社であるLeaflyには、THCVについて以下のような記述があります。
低用量では、THCVはCB1アンタゴニストとして作用する。とてもとても簡単に言えば、「ハイにならない」ということである。しかし、高用量では、THCのようにCB1アゴニストとして作用するようになる。言い換えれば、THCVを大量に摂取すると、CB1受容体を刺激し、精神的な興奮をもたらすのだ。
引用:Leafly
また、THCVは、THCがもたらす多幸感や、鎮静効果のある「ハイ」とは異なり、頭が冴えるような「ハイ」をもたらすと期待されています。実際に、頭が冴えるような「ハイ」に着目し、仕事や作業のお供としてTHCV製品が販売されているケースもあります。
上記のように、THCVは少量の摂取では「ハイ」にならず、摂取量を増やすことで、「ハイ」になる作用があると考えられています。また、THCとは異なる、頭が冴えるような「ハイ」をもたらすと期待されていることを解説しました。
次の章では、THCVに期待されている5つの効果を解説していきます。
THCVに期待される5つの効果
THCVに期待される効果は以下の5つです。
上記5つがTHCVに期待されている効果です。THCVに期待される効果は、まだまだ研究段階です。そのため、新たに、上記5つ以外の効果が発見される可能性があります。
THCVに期待される効果1つ目は「食欲の抑制」です。
THCVは、食欲を抑える効果をもつことから、別名「Diet Weed(ダイエット大麻)」と呼ばれるほど。また、THCの食欲増進作用を抑える効果もあると考えられています。
ラットの実験では、THCVは食欲を減少させ、満腹感を増加させ、エネルギー代謝をアップさせるため、体重減少や肥満および2型糖尿病患者の管理に臨床的に有用な治療薬となっています。
引用:Journal of Cannabis Reserch
THCVの食欲の抑制効果は、食欲を抑えたい人にとっては有益な効果ですが、食欲を増進させたい人によっては望ましくない効果です。THCVを摂取する際は、THCVを摂取する目的を明確にして摂取することをおすすめします。
THCVに期待される効果2つ目は「炎症の軽減」です。
論文によると、THCVには炎症を軽減させる効果があると発表されています。
THCVは、(中略)マウスの炎症および炎症性疼痛の徴候を減少させることができます。
引用:NIH(アメリカ国立衛生研究所)
また、皮膚の炎症であるニキビにも効果的であると考えられています。
また、CBC、CBDV、特にTHCVは、高効率で新規の抗アクネ剤となる可能性があることを示した。
引用:NIH(アメリカ国立衛生研究所)
上記のように、THCVには炎症を軽減する効果が期待されています。そのため、身体の炎症に悩みを抱えている方、肌に悩みのある方は、THCVを試すことで炎症が軽減される可能性があります。
THCVに期待される効果3つ目は「糖尿病の改善」です。
THCVには、血糖値の調節や低下を助ける効果があると言われています。血糖値の調節や低下を助けることで、メタボリックシンドロームや糖尿病を改善する効果が期待されています。
THCVはメタボリックシンドロームおよび/または2型糖尿病の治療に、単独または既存の治療との併用で有用である可能性を示しています。
引用:NIH(アメリカ国立衛生研究所)
THCVに期待される効果4つ目は「不安の抑制」です。
THCVには不安を抑制・軽減する効果が期待されています。THCのような精神作用が出ないため、「ハイ」にならずに不安を抑制・軽減できることから、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療に役立つのではないかと期待されています。
THCVはストレスを和らげ、不安やパニック発作を軽減したり、予防したりする効果があることが研究により示されています。このため、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療において重要な役割を担っています。
引用:CRESCO LABS
THCVに期待される効果5つ目は「骨の成長を促進する効果」です。
海外で発表されている論文によると、THCVには、骨の成長を促進する可能性があると考えられています。
骨の形成を促進する作用があることから、骨粗鬆(そしょう)症など、骨に関連する症状に効果的であると考えられています。
上記5つが、THCVに期待される効果です。
繰り返しになりますが、THCVを含むカンナビノイドの効果は、まだまだ研究段階です。今後の研究によって、新たな効果が発見される可能性があります。THCVを含むカンナビノイドの研究に注目です。
ここまでの解説で、「THCVに興味を持ったけれど、安全性が気になる」と考える方も多いはず。次の章ではTHCVを摂取しても大丈夫なのか、THCVの安全性を解説していきます。
THCVは摂取しても大丈夫?|THCVの安全性を解説
結論からいうと、THCVに目立った副作用は確認されていないため、安全性は高いと考えられます。また、2022年12月時点では、THCVを取り締まる法律は無いため、THCVを使用して罪に問われることはありません。
ただし、人によっては注意が必要な場合も。THCVには食欲を抑える効果があると考えられています。そのため、しっかりと食事を摂りたいと考えている方は、THCVを避けた方が無難であるといえます。
また、THCVを多量に摂取することで、精神作用をもたらすと考えられています。そのため、精神作用のある製品を試したことのない方は、少量からゆっくりと摂取することをおすすめします。
THCVを含むカンナビノイドは、薬と相互作用をもたらすと言われています。相互作用によって、薬が効きすぎてしまう可能性も。日常的に薬を摂取している方は、THCVを摂取する前に、医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
上記のように、THCVは安全性が高く、摂取しても問題ありませんが、人によっては注意が必要であると解説しました。
THCVには、さまざまな効果が期待されており、魅力的な成分です。しかし、希少な成分であることから、THCV製品の数は非常に少なく、手に入れにくいという問題も。当サイトは製品数の少ないTHCVの代わりとして「CBN」をおすすめします。次の章でCBNについて詳しく解説していきます。
THCV製品はあまり売っていない?|おすすめは「CBN」
先ほども解説した通り、当サイトのおすすめする成分は、比較的手に入れやすい成分の「CBN」です。CBNとは、大麻に含まれるカンナビノイドの1つ。多くのCBD専門店で販売されており、安全性の高い成分です。CBNがおすすめな理由は以下の2つです。
CBNがおすすめな理由1つ目は、製品数が多く、手に入れやすいからです。
THCV製品を取り扱っているブランドは非常に少なく、欲しいタイミングで入手できないことも。取り扱っているブランドが少ないことから、THCV製品が販売されると、すぐに売り切れてしまいます。
一方、CBN製品は多くのブランドが取り扱っており、簡単に手に入れることができます。そのため、日常的にカンナビノイドを摂取したいと考えている方は、THCVよりも簡単に手に入れられる「CBN」がおすすめです。
CBNがおすすめな理由2つ目は、マイルドな「体感」を得られるからです。
CBNは、THCが熱・光・酸素の働きによって分解された成分です。CBNには、THCよりも効果は弱いものの(4分の1程度)、マイルドな精神作用があると言われています。
また、THCと同じ受容体(CB1受容体)に作用することからも、マイルドな精神作用をもたらすと言われています。
実際に、海外の記事では、CBNがマイルドな精神作用を持つという意見があります。
CBNは、THCが弱くなったバージョンとして知られており、(中略)THCの25%程の効果を持ち、マイルドな化学物質です。CBDとは異なり、全く精神作用がないわけではありません。摂取量を増やすと、マイルドな精神作用をもたらします。
引用:WebMD(本文を当サイトにて翻訳)
筆者の体験では、CBNを摂取することで「1つのことに集中できる感覚」がありました。そのため、集中して物事に取り組みたいタイミングで使用しています。また、人によっては「ボーッとした感覚」になったと感じる人もいます。
上記のように、CBNにはマイルドな精神作用があります。THCVも、摂取量を増やすことで精神作用があると言われています。THCVよりも手軽に入手できるため、THCVを試す前にCBNを試してみることもおすすめです。
上記2つが、CBNをおすすめする理由です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最後に、記事のまとめを解説していきます。
THCV(テトラヒドロカンナビバリン)は大麻に含まれるカンナビノイドの1つであると解説しました。また、2022年12月時点では合法であることを解説しました。
THCVとTHCには以下3つの違いがあることを解説しました。
THCVを摂取し、「ハイ」になるかどうかは、THCVの摂取量によって異なることを解説しました。少量の摂取では「ハイ」にならず、摂取量を増やすことで「ハイ」になると考えられていることを解説しました。
THCVには以下5つの効果が期待されていることを解説しました。
THCVに目立った副作用は確認されておらず、安全性は高いことを解説しました。また、2022年12月時点では、THCVを取り締まる法律は無いため、THCVを使用して罪に問われることはないことを解説しました。
最後に、THCVよりも手に入れやすいCBNがおすすめであることを解説しました。CBNがおすすめな理由は以下の2つです。
以上が、記事のまとめです。
この記事が少しでも参考になったら、幸いです。
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